Author: 菟道りんたろう
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年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2022年度第3四半期(10~12月)運用状況が発表されたので定例ウオッチです。2022年10~12月の期間収益率は-0.97%、帳簿上の運用損益はマイナス1兆8530億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.38%となり、運用資産額は189兆9362億円となっています。
2022年度第3四半期運用状況(速報)(GPIF)
四半期ベースでは4期連続でのマイナスリターンとなっています。ただ、市場環境の悪さを考えると、分散投資の効果もあって健闘していると言えます。それは同時に、年金運用に対してよく分かっていない人がときたま主張する「国債100%運用論」が破綻していることを明確に示す結果にもなっています。