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ボラタイルな相場でも参考指数を上回る―ひふみ投信の2024年8月の運用成績

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ボラタイルな相場でも参考指数を上回る―ひふみ投信の2024年8月の運用成績

Author: 菟道りんたろう
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サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2024年8月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。8月の騰落率は-2.66%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は-2.9%でした。純資産残高は8月30日段階で1722億円(前月は1759億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は8450億円(前月は8611億円)となりました。
8月は5日に大暴落があるなどボラタイルな相場でしたが、なんとか参考指数をアウトパフォームしています。
月初に米国景気の先行き不安から世界的に株価が大暴落して始まった8月でしたが、その後は警戒感がやや行き過ぎとの見方が高まり、各種経済指標も落ち着いていことからある程度の戻しがある相場となりました。このため非常にボラタイルな相場が続いた1カ月でした。
こうした中、今後も先行き不透明感がぬぐえません。なにより日米ともに政策変更リスクがあるからです。日本は岸田総理が自民党総裁選に不出馬となり、トップ交代が確実です。米国もハリス副大統領とトランプ元大統領のマッチアップとなり、こちらも予想がまったくできません。
こうした方向感が定まらない相場に対して、「ひふみ投信」の最高運用責任者である藤野英人さんは「自助努力で利益創出ができそうなグロース銘柄に再び調査のリソースを割きながら日々活動をしております」と述べています。不安定な相場では、やはり地力のある銘柄をコツコツと発掘していくしかないということでしょう。難しい環境ですが、受益者として期待したいと思います。

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